≪ 論理回路の真理値表 ≫
ディジタル回路に関する基本知識として、論理回路の真理値表
(Truth Table)がある。ここではそれらの例を回路図記号とともに挙げていく。
なお、ディジタル回路における0と1は、0ならば0〔V〕付近の電圧、
1ならば一般に5〔V〕付近の電圧を表している。
場合により0をL(Lowレベル)、1をH(Highレベル)と表すこともある。
※ 論理変数(2入力)をA、Bとし、関数(出力)をYとする。
◎ 論理積(Logical Product)
AおよびBが1の時のみYが1になるような関数を Y=A・B
で表し、これを論理積(AND)という。

A |
B |
Y |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
1 |
0 |
0 |
1 |
1 |
1 |
◎ 論理和(Logical Sum)
AおよびBが0の時のみYが0になるような関数を Y=A+B
で表し、これを論理和(OR)という。

A |
B |
Y |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
1 |
1 |
0 |
1 |
1 |
1 |
1 |
◎ 否定(Negation)
Aが0の時Yが1に、Aが1の時Yが0になるような関数を Y=A
で表し、これを否定(NOT)という。

◎ 論理積否定回路(Logical Product Negation)
AおよびBが1の時のみYが0になるような関数を Y=A・B
で表し、これを論理積否定(NAND)という。

A |
B |
Y |
0 |
0 |
1 |
0 |
1 |
1 |
1 |
0 |
1 |
1 |
1 |
0 |
◎ 論理和否定回路(Logical Sum Negation)
AおよびBが0の時のみYが1になるような関数を Y=A+B
で表し、これを論理和否定(NOR)という。

A |
B |
Y |
0 |
0 |
1 |
0 |
1 |
0 |
1 |
0 |
0 |
1 |
1 |
0 |